珍スポや奇祭クラスタの方には有名ですが、茨城県は笠間市の「悪態まつり」に行ってきました。日本三大奇祭とも言われている悪態をつきまくりの祭りということでどんなもんかなと思いましたが、最後はかなりの盛り上がりでした。さすがは日本三大奇祭・・・2015年は12月20日が悪態まつりの日でした。
悪態まつり
歴史については、詳しくはありませんが、現地で小耳に挟んだ情報(おじちゃんが甥っ子的な少年に話してた)としては、昔の偉い人が村人のストレス発散のために年に1度はどれだけ悪態をついても許すとしたことが由来のようです。
由来はなんであれ、現在の悪態まつりは白装束の天狗が山の上の神社に向かいながら、途中のほこらでお供え物をしていき、その天狗に罵声を浴びせていくのです。
天狗は一切喋ってはいけないようで、ずっと無言です。そこに「早く歩け〜」だの「遅いぞ〜」など罵声を浴びせるのです。さらに、ほこらのお供え物ですが、天狗がお供え物をしてお祈りをした後は、参加者で取り合いをして取った人は持って帰れるというバトルもあります。ゲットすれば幸運が訪れるのでしょうか?お供え物は藁で編んだテーブルクロスみたいなやつと、小さいお皿のようなものだったりです。
お供え物へのお祈り中は、すぐ近くでお供え物をゲットする準備を参加者はしています。終わった瞬間の取り合いはかなり激しい・・・
ほこらは全部で10か所以上あるので、バトル(争奪戦)は何回も行われます。山のふもとから始まりますが、一番下のスタート地点はこんな感じ、結構立派な山を登っていくものだな〜と・・・
悪態まつりクライマックス
最後に愛宕神社まで登ると、天狗達は儀式に行ってしまいます。
儀式は終わると、いよいよクライマックス!お菓子とお餅のバラまきの始まりです。その様子は下の動画をどうぞ。動画を撮るもの結構大変なくらいだったので、是非見てみてください!!この記事で一番気合の入っているところですから。
いや〜かなりの人が集まっていて、かなりのカオス・・・。そして、ありがたいお菓子やお餅をいただいて、悪態まつりは終了になります。参加者は終始、天狗を罵倒したり悪口を言ったりしてストレスを発散するわけですね。悪態や罵声といっても中には、ツンデレなものや励ましみたいなものもあってクスッと笑ってしまうようなものもありました。子供も叫んでいるとかわいくて笑いが起きることもw
終わりに
観光資源が少ないと言われる茨城県になかなか珍しい祭りがあるもんですね。万人受けはしませんが、ちょっと変わった日本の文化を体験したい方は是非どうぞ。
観光情報 : 笠間観光協会記事はいかがでしたでしょうか?当ブログの管理人うらまつです。海外旅行とジャグリングが好きでこんなことやっております。ご覧になっていただければ嬉しいです。